マイクロジュエリーのオーダージュエリー デザイン＆製作日記

本日は午後６時より京都府木津川市にお住まいのＯさまカップルが、アトリエにてオーダーメイドでのマリッジリング(結婚指輪)製作の希望で、第一回目の打合せに来られました。

色々なところにオーダーメイドでのマリッジリング(結婚指輪)をお探しに行かれているそうで、当アトリエはインターネット検索にてホームページを見てご興味を持っていただいたそうです。ありがとうございます。

早速ご希望をお聞きしていると、とにかくリング内側に希望のメッセージを『アラビア語』にて入れたい!!という事で、色々なところで『前例がない』とダメだったようですが、当店はさせていただけますのでまずは一安心といったご様子。

マリッジリングの外観イメージとしては、シンプルすぎず、かといってゴツゴツしすぎない、中幅のプラチナ地金だけの質感のあるマリッジリング。
具体的には『槌目』や、『ランダムなファセット面をリング全体に入れたもの』、『ランダムな凹凸を〃』、それに『曼陀羅』をモチーフにしたものというご希望。『曼陀羅』モチーフとはめずらしい～

　縁あって、５年前くらいに私がデザインする最初のオリジナル着物(小紋)で『曼陀羅』の構成要素を参考に、鱗模様に抽象化した紋様のデザインで商品化しました。

↑今では代表作のようになっているデザインです


その時の教訓から製作する方法として現実的な、抽象化すること一つの考え方としてオススメしました。

↑その時の教訓から製作する方法として現実的な、抽象化すること一つの考え方としてオススメしました。今回は九曜のイメージでの抽象の配置例を簡略にご説明


『曼陀羅』というと、インド伝来の日本へは空海(=弘法大師)等によってもたらされた教えである『密教』という教えの、宇宙を平面的にあらわしたイメージです。
『全』と『一』、『一』と『全』が互いに照応しているイメージ。宇宙に存在する個々それぞれにもまた宇宙・・・無限に・・・というイメージです。

京都にある有名な曼荼羅では、高尾山の神護寺にある大曼陀羅や、東寺講堂には大日如来を中心とした21体の諸仏様からなる所作、行為をあらわした立体曼荼羅『羯磨曼荼羅』があり、配置なども空海の意図に沿ってこれに預かっているそうです。
さらに、立体に表したしたものでチベットに『ストゥーパ』という建築物もあります。


ちなみに『マイクロジュエリー』のブランド名の由来は、『マクロコスモス』と『ミクロコスモス』が照応し合うジュエリーのイメージです。(目標ですが^^;)


　話をデザイン画に戻して^^;、『曼陀羅の構成要素を参考に抽象化したデザイン』これも良い♪と検討されましたが、やっぱり『ランダムなファセット面〃』のシンプルな中にちょうど良い個性が好き！！^^という事で、そちらで次回打合せまでに数点デザインさせて頂くことになりました。

なんでもこっていれば良いというわけではなく、お客様の一番は様々という事が楽しいところです^^


↑打合せ時話ながら描いたラフデザイン

次回打合せ時、Nさまに気に入っていただけるよう、デザイン画数点での清書、がんばります^^

┃ テーマ：オーダーメイドジュエリー ━ ジャンル：ファッション・ブランド

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